ヤマハ漁船DX-51A-0A（Vドライブ仕様）

摘要

ヤマハ漁船DX-51A-0Aは2002年にヤマキ船舶化工株式会社で生産を開始した量産モデルで主な用途は北海道のホタテ養殖用作業船である。 この船は作業スペース重視のレイアウトになっているため操船ブリッジはバウに設置されエンジンケーシングがデッキ中央部に隆起している。 この度、船主さん（井田栄様）の強い要望で本来の機関位置を後方にオフセットしエンジンケーシングを後部に移動させて備デッキの作業スペースを拡大しようとする狙いでVドライブ仕様に変更した。Vドライブ仕様の機関搭載は珍しくはないがこの生産艇では始めての試みであったのでその概要を紹介する。