北海道の沖合底びき網漁業への期待と新たな支援事業の課題

摘要

漁船漁業が地域の基幹産業として、いかに地元に密着していたかを物語るエピソードである。 一次産業は総じてその生産性の低さを他産業と比較されがちである。 近年は上述したような地域との関係の他、食料自給率や食の安全性、さらに環境問題など視点を換えてその必要性を訴えるケースが目立っているが、先ずは各業種の収益構造の特性を理解し、自立できる産業として最も効果的な支援策が望まれるところである。