目指せ達人！シヤントエコー超入門講座:エコーガイド下穿刺後の針先修正のコツ

摘要

エコーガイド下穿刺後の針先修正前の確認点:エコーガイド下穿刺では、エコー画像で確認しながら穿刺針を血管内へ揷入できるため、確実な穿刺を行うことができます。しかし、エコ一画像による血管や穿刺針の見え方を理解していない（慣れていない）場合や、想定外の血管の動きによって、穿刺がうまくいかないことがあります。また、穿刺がうまくできたと思っても、外筒が血栓や内膜肥厚した血管壁、血管内偽腔などに挿入されてしまうことがあります。そのような場合には、エコーガイド下での針先修正が必要となります。針先修正を行うにあたって、まずは、穿刺針の先端の位置をエコーガイド下で把握します。またそれと同時に、血管内および血管周囲の血栓や血腫の有無をエコー画像で観察します。もし、血栓や血腫が広範囲に形成されている場合は、抜針を行い止血して再穿刺を行います。血栓や血腫が形成されていない場合は、エコーガイド下にて針先修正を行います。