グルメの要求に応えるセブンシーター：BMW 220iグランツアラー

摘要

BMWはそのスポーティ·イメージを武器に、同社にとっては新しい分野に進出し、競合モデルたちを脅かしている。2シリーズ·アクティブツアラーはカテゴリーとしては古典的だが、CセグメントFWDハッチバックに目新しさを求める層の心を掴み、好評を博しているようだ。その次なる一手は定石通りの背高化＋リアコンパートメント拡大、つまり7人乗りミニ·ミニバンだった。しかしそういう車を、BMWが今わざわざ作る必要があったのか。もっとBMWらしい車作りに資本を使うべきではないのか。読者の中にはそう考える人もいるだろう。当初は筆者もそう思っていたクチなので、この事の出来栄えには驚かされた。