フォルクスワーゲンゴルフ1.4TSIブルーモーションテクノロジー

摘要

単に長命なだけのモデルなら、他にいくらでも存在している。身近な例を挙げるならクラウン、カローラがそう。スポーツカーならZだってそうだ。しかし1974年に初代がデビューして以来、ずっと“お手本”として世界の自動車メーカーから徹底的に研究され続け、多大な影響を及ぼしたモデルといえば、VWゴルフをおいて他にあるまい。若きジョルジェットジウジアーロがデザインを担当した初代は、自動車の未来を思い描いたロードマップをガラツと書き替えるほどの革命児だった。翻って最近はDSGやダウンサイズ週給等、新時代のテクノロジーを積極導入することで“クラスレス”という概念を確立することに見事成功。排気量や価格に縛られた従来型のヒエラルキーをあっさりと覆してみせたのである。