Pursuit of Aesthetics デザイン特集

摘要

マツダ·ルーチェ（1966）、いすゞ117クーペ（1968）、ロータス·エスプリ（1972）、フォルクスワーゲン·ゴルフ（1974）、フィアットパンダ（1980）、ランチア·テーマ（1984）、トヨタ·アリスト（1991）、マセラティ3200GT（1998）、アルファ·ロメオ·プレラ（2005）……各メーカーの量産車だけとってもこれほど多くの作品があるジョルジェットジウジア一口の功績については、改めて説明するまでもないだろう。1999年にカーデザイナー·オブ·ザ·センチュリーを受賞した、端的に言えば自動車史上、最も重要なデザイナーである。トリノ郊外モンカリエリにある壮麗なイタルデザイン本社を訪ねてみれば、彼の業績の凄さは身に沁みて理解できる。4万5000平米の敷地には歴代コンセプトカーたちが並ぶミュージアムとデザインオフィスが併設され、白亜の建物には曇りひとつなく、中庭の整備も完壁だ。モノを作る立場の人が腕一本でこれほどの規模の企業を育て上げたのは稀有な例だろう。