モスクワ~サンクトぺテルブルグ道路建設プロジエクト

摘要

2006年9月、フランスの建設大手VNCIS.A．のシルギ会長は、相互理解と計画に関するロシア運輸省との覚書に調印し、外国企業として初めて、モスクワ～サンクトペテルブルグ間の有料道路建設プロジェクトに参加する意向を公式に表明した。 このような建設事業はロシアでは他に類がなく、世界でも最大級のプロジェクトである。 しかし、VINCI S.A.はこの事業への参加を希望する唯一の企業というわけではない。 国営企業「ロシア道路」のシヤホフ社長によると、国内外の多くの企業がこのプロジェクトに積極的な関心を示している。 ロシア運輸省筋の情報によれば、Boygues（フランス）、Macquare（オーストリア）、OHL（オランダ）、Autostrada（スペイン）、Lotto（韓国）、シーメンス、Deutsche Bahn（ドイツ）、システマ、外国貿易銀行（ロシア）も同様の覚書に調印する可能性があるということだ。 以前は、中国企業がこの事業の調査を行っているとの情報もあった。いずれにしても、道路の建設および管理の受注者は、競争入札で決定される。