2006年1~9月のロシアの乗用車市場

摘要

2006年1～9月期のロシアの乗用車生産量は前年同期比9％増の85万4,021台であった。 このうち、経国産車は67万1,436台（0.6％増）、外国車（シボレーNIVAを含む）は18万2,585台（57.9％増）であった。 純国産車を主力とするメーカーではAvto VAZが、前年同期比8.3％増の56万9,327台の生産を記録した。 また、UAZの生産量も20％以上の伸びを記録した。 SeAZ、Izh－Avto、ロスラーダでは純国産車の生産量が大幅に減少した。 一方、外国車の生産は全般的に極めて好調であった。 2005年1～9月期はわずか33台であったIzh-Avtoでの起亜スペクトラの生産量が1万7,835台に達したのをはじめ、BMW、シボレー、起亜等の車を生産しているAvtoTORとルノーのロガンを生産しているアフトフラモスも大幅に生産量を伸ばした。 ただ、シボレーNIVAの売行きが低迷したGM-Avto VAZと、韓国でのストの関係で部品調達に支障が生じたTagAZ（現代車を生産）は減産を記録した。