斜張橋等における自走式斜材点検装置

摘要

斜張橋やエクストラドーズド橋（以下、斜張橋等）は、主桁、主塔、斜材から構成されている。特に斜材は床版を支持する重要部材であり、斜材の適切な維持管理は、斜張橋等の健全性確保の重要一項目となる。斜張橋等の維持管理方法については、「PC斜張橋·エクストラドーズド橋維持管理指針」により斜材の保護管を目視することが規定されている。また、道路法施行規則の改定により、5年に1回の頻度で近接目視により点検を行うこと、点検、診断の結果等について記録·保存することが義務付けられ、斜張橋等に関しても同様な状況である。