塗装／塗膜の自動外観検査の新アプローチ

摘要

人間の目は1つの画素よりも更に細かい欠点を見ることが出来ることが知られている。 例えば半導体業界では裸眼で目視限界（通常50ミクロンと言われている）を超える10ミクロン程度の欠点を検知できるのである。テクノスはこの目の不思議を電子回路に置き換えることによって従来の検査システムでは考えられなかった高精度と高速度を持ち、しかも塗装に関する欠陥の大きな問題点である色ムラまでも目視を超えた精度を持つシステムを構築することに成功した。 近年ではバイオミメティクスなどとも言われているが、我々は人間の目の汎用性に着目し1980年代から生体の機能の電子化に取り組み目視をはるかに超える自動外観検査システムを構築している。