MR画像に基づいた脳血管性認知障害の虚血病変領域の自動検出法の開発

摘要

本研究の目的は、3種類のMR画像（T1、T2強調画像と水抑制T2強調画像）を用いて脳血管性認知障害の虚血病変の南信骨領域を自動検出する手法を開発することである。 提案手法は、虚血病変領域が低信号となるT1強調画像と病変が高僧骨となるFLAIR画像との差分像に基づいている。 まず⊥多重開催処理と領域拡張法を用いて虚血病変の候補領域を求めた。 さらに、3種類のMR画像で候補領域の特徴畳を求め、人工ニューラルネットワーク（ANN）を用いて偽陽性領域を削除した。 提案手法を、脳血管性認知障事の10症例（年齢：64－94歳）に適用し評価した結果、虚血領域の検出感度は90％で、偽陽性数は1．4個だった。