分散化電源とエネルギーエレクトロニクス －発電コストと太陽光発電

摘要

政府機関発行の2001年度版の環境総覧によれば、戦後の経済成長の時代、大きい社会問題となった大気汚染、水質汚濁、など企業による公害は、昭和の終わりごろには解決の目途がつき、現在終焉に向いつつあることが記されている。 環境総覧ではこれを従来型産業公害と呼hでいる。 地球温暖化ガスの抑制には、省エネルギーとともに石油など化石燃料の使用を抑制することが必要となる。 特に石油、石炭を多量に使用する電力、さらに自動車など運輸関係の取り組みは重要である。 ここでは、化石燃料の代替エネルギー源として注目される自然エネルギーの利用、並びにその利用形態として考えられる分散化電源につき、特に太陽光発電の発電コストの詳細について検討する。