ソフトモーション技術と分散型ネットワーク

摘要

モータコントロール制御の分野での「失われた10年」がある。 真のソフトウェア化とオープン化である。 モータコントロール制御は図1のように、コントロール部、ドライバー部、デバイス部と3つに分けられてきた。 しかし今日のように、CPUやメモリ、OSの驚異的な進化の時代には、どこに、どのようなソフトをおくかというだけになっている。 すなわち、コントローラとドライバーの境界がなくなったといえる。 モータのケースの中にコントローラの一部の機能までとりこhだオールインワンモータも1 kW以下では普及してきた。 ドライバーにコントローラの機能を入れ、1.5軸といわれるものもごく当たり前に商品化されている。 本稿では、通常ハードウェア（電子回路）で実現されているモーションコントロール機能を制御言語と分散型ネットワークで実現したソフトモーションシステムを紹介する。