回転式蓄熱バーナー(RRX)：蓄熱バーナー

摘要

1997年12月に京都、および1998年12月アルゼンチンで地球温暖化防止のための「国連気候変動枠組条約第3／4回締約国会議（COP3／COP4）」が開催され、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの2008 年から2012年の平均排出量を1990年レベルより約5％削減することを目標とした「議定書」が採択された。 日本ではこれを踏まえて、温暖化ガス排出量削減のため、地球温暖化対策推進大綱を発表、省エネ対策として、産業、民生、運輸の三部門で追加対策を示す一方、新エネルギーの導入促進を掲げ、エネルギー資源の効率利用を進め、環境負荷の少ない産業構造を目指す取り組みを行っている。 これら緊急課題に直ちに応えることのできる国産新技術としての回転式蓄熱バーナー（以下RRXと呼称する。 RRXはRotary Regenerative Combustion System を意味する登録商標）システムを世界で初めて開発した。 本報では、RRXシステムの技術的特徴及び通用後の効果について述べる。