火力発電プラント配管設計－火力発電プラントタービン系配管設計のポイント

摘要

火力発電プラントには主に大型の燃焼ポイラを備えた通常の火力発電、ガスタービンと組み合わせたコンバインドサイクル発電および地熱エネルギーを利用する地熱発電がある。 夫々の発電設備により配管系統システムは異なるが、配管設計としてやるべき設計項目は同じであり、系統配管仕様の決定（管サイズ、材質、弁等仕様）、配管配置設計（配管ルート）、配管サポート設計（配管支持装置）の大きく3つの項目がある。 配管系統設計もあるが、ここで説明する配管設計のポイントには含めないものとする。 実際に配管設計を行うに当たっては、機器単体設計とは基本的に異なっており、下記に示すような膨大な情報量を必要とし検討すべき事項も多岐にわたる。 従ってエンジニアリングスケジュールに沿ってタイムリーに必要な情報を入手し検討·計画していくことが重要となる。