高所作業車としての機能を高度化し作業性と安全性を一段と向上

摘要

アイチコーポレーションは、多関節型高所作業車「スカイマスターSH15C1FS」「スカイマスターSN15C1FS」を発売した。両機種とも、電気工事用の主力モデルである。まず、SH15とSN15の違いを確認しておきたい。SH15はブームの先端に直接バケットが取り付けられているタイプ。一方SN15 は、ブーム先端とバケットの間に長さ850mmの多関節アームを持ち、作業性を向上させたタイプ。この多関節アームによってブームのかわし操作と作業床の位置付けに大きな自由度をもたらす。その結果、電柱の裏側への回り込みや、電線の間への割り込みがスムーズに行えるなど、電柱周辺での作業性が大幅に向上した。ただし作業床の最大地上高はSN15が14.6m であるのに対し、SH15は15.1m （スライド昇降0.5mを含む。バケット固定タイプは14.6m）であり、最大作業半径もSN15は10.9mだがSHl5は11.0～11.8m （仕様による）と、それぞれSH15の方が大きい。