NETIS右活用し新技術の実用化促進

摘要

国土交通省道路局と国土技術政策総合研究所は6月，「道路トンネルの覆エコンクリートのうき·はく離を検知する新技術」を公募した。道路トンネルは2年または5年に1回，定期点検を実施しているが，特に覆エコンクリートに関するうき·はく離については，落下による第三者被害を及ぼす可能性があるため確実に発見する必要がある。現在の点検手法はうき·はく離箇所の検出に有効な近接目視と打音検査を実施しているが，近接して行うために交通規制を伴う点や，点検やその記録に時間を要すること，うき·はく離箇所の見落としの可能性が完全には否定できないなどの課題が指摘されている。これらの課題の改善を目指すため，当面の対応として，フィールド提供型新技術活用システム（NETIS）を活用し，既に実用化段階にある「道路トンネルの覆エコンクリートのうき·はく離を検知する新技術」を公募することにした。