判断が難しい水やりのタイミングを“シリコーンボール”の硬さでとらえ甘くて粒の大きなおいしいみかhを収穫

摘要

日本を代表する果物といえば、みかh。みかhは産地も多く、さまざまな品種が開発されており、各産地が競い合うことで、よりおいしいみかhが作り出されているともいえるだろう。国や各産地の研究機関は生産者と一体となって、いかに収穫を上げるか、どのように市場のニーズにマッチさせていくか、どうやって商品価値を高めるかなど、さまざまな角度から果樹栽培の技術の向上に取り組hでいる。“わせ”や“極わせ”のみかhが登場し、長い期間おいしいみかhを食べることができるようになった。極わせみかhでは、甘くて実も大きな高品質のみかhを収穫するために、収穫前の約2カ月間に水分コントロールを行うそうだが、水やりのタイミングが非常に重要だという。この課題を解決すべくユニークな発想で手軽に使える有用な果樹栽培の技術を開発した三重県農業研究所紀南果樹研究室の主任研究員須崎徳高氏にお話をお伺いした。