多層複合中空糸膜を使用した医療用人工炭酸泉装置の開発

摘要

ガスを効率よく液体に溶解させるためには，気相と液相の壕触面積をできる限り大きくすることが必要であり，このために液体にミクロな気泡を吹き込む方法や加圧タンク中で液体を霧状に噴霧する方法等が一般的である．しかしながら，特殊な用途においては，液体にストレスをかけることなくできるだけ小型·簡易なシステムでこれを実施することが必要とされ，その代表的な例が人工肺におけるガス交換である．