各界での注目材料技術とその展開

摘要

応用物理学会の機関紙「応用物理」が取り上げた話題は、本誌前号で2016年4月号から6月号までについてお伝えしました。本誌では7月号から12月号までについてお伝えします。応用物理7月号では、プラズマ、フォトにクス、微細構造·界面の評価法、ダイヤモンド、などを取り上げています。「はやぶさ」／ト惑星探査機のイオンエンジンの物理、レーザー技術と組み合わせたセラミックスコーティングの高速化のためのプラズマ技術、超低損失パワーデバイスとして期待されるSiCに関連して窒化SiC－MOS界面構造の評価とその窒化メカニズム、超高圧を利用した単結晶ダイヤモンドの合成などが紹介されています。8月号では、ベロブスカイト系有機無機ハイブリッド太陽電池、及び地下資源探査用高温超電導デバイスSQUIDが取り上げられ、サブGHzからTHzの周波数領域でタンパク質の複素誘電率を測定し、その温度依存性からタンパク質のダイナミクスに及ぼす水和と熟活性の効果を調べた研究等が紹介されています。