コラージュを用いたクリエイティヴ·セラピィにおける臨床色彩心理学基礎的研究－反応色および切り方貼り方との関連性を中心に－

摘要

精神医学や臨床心理学において，絵画や陶芸·コラージュなどを心理療法や心理アセスメント·ツールとして用いることは古くから行われてきた．作品1～4は，コラージュを用いたクリェイティヴ·セラピィ（創作療法）実施時の例である．心理療法としてのクリエイティヴ·セラピィを行う場合にしても心理アセスメントとして行う場合にしても，クライエント（以下，C1と略す）が作品を創り上げていく過程，出来上がった作品の双方が，セラピスト（以下，Thと略す）にとって観察·考察の対象である．