肌色の見えから顔色の見えへの昇華－肌色測定の意味と無意味－

摘要

現役時に化粧品関係の企業に勤務しており、個人的にも肌色への興味が強いことから、「コスメテイクスと肌·顔研究会／通称コスメテイクス研究会」の主査をお引き受けしました．化粧料については光井武夫／資生堂研究所長が編集した新化粧品学にまとめられており，その中で化粧品科学について「化粧品科学が自然科学から人文·社会科学の領域に至るまで，あらゆる学問の学際的な要素が大きいし，それらの進歩とともに，またその総合的領域において現在の概念を超えて，今後一層の進歩を遂げるであろう．」