PM_(2.5)の化学特性に関する研究会： 研究セミナー「PM_(2.5)化学成分の分析精度の向上」の報告

摘要

環境省によって2017年4月に設定されたPM_(2.5)成分 分析の目標検出下限値や，発生源解析に必要な分析精 度などについて学び，PM_(2.5)化学成分の分析精度の向上 に関する情報交換を行うため，大阪市立環境科学研究 センターにて研究セミナ一を2018年3月15日に開催 した（共催：大気環境学会近畿支部エアロゾル部会， 大気環境学会都市大気エアロゾル分科会，国立環境研 究所と地方環境研究所などとのn型共同研究「pm_(2.5)の 環境基準超過をもたらす地域的/広域的汚染機構の解明」）。pm_(2.5）成分分析に携わる者にとって非常に関心の 高い内容であり，また，交通の便の良い会場であった とみえて，大学，地方環境研究所，行政機関，機器 メーカー，分析会社などから定員を超える74名の参加 があった。研究セミナー終了後には懇親会を行い，鶴 橋駅前でサムギヨプサルを楽しみながら参加者間の交 流をさらに深めた。