兵庫県南部地震その時--ぺツト

摘要

兵庫県南部地震が発生した時、咄嗟にと卜はどう行動し、企業はどう動き、建築物はどう形状が変化したのか、マスコミはどう報道したのか·検証し続けている。 地震の取材を続けていて、よく出てくる話が家族の一員としてのペットである。 今回、ペットの犬?猫は地震にどう反応したのか、追ってみる。兵庫県南部地震が起こる数年前のことである。 整形外科医のYさhは市役所に用があって出かけた折、建物の横手の暗がりから妙な泣き声を常にした。 目を凝らしてみると、新聞糸鋸こくるまったネコの赤ちゃhである。 まだへそ臍の尾がくっついている。 Yさhは可愛がっていたカナリアが亡くなった後で、毎日が空虚な気持ちであったこともあり、迷うことなく、そのネコを拾って帰った。家族も飼うことになhら反対しなかった。 ミーミーと泣くことから、"ミ一助"と名付けた。