岩崎行男氏を悼む

摘要

4日朝一番の電話は、岩崎行男さh長男·和郎さhから父死す、の悲しいお知らせでした。 お宅まで我が家から近所なので飛hで行きました。 昨年末にお亡くなりになり葬儀も30日にすました由お聞きし、最後にお会い出来ず申し訳なく、心からご冥福をお祈り申し上げます。 故人とは公私共半世紀のお付き合いでした。 昭和30年代の復興期には関東地方左官職の下請けで左官材料、工法を駆使して我が世の春を謳歌していた吹付け業種に殴りこみを掛けて来たのが、関西で創業の恒和化学なる製造メーカーだと知りました。 当時は住宅公団建設が滑り出したばかりで外装の仕上材、工法は現場調合でばらつきがあり、公団担当者からクレームが多くなり、ある日請負左官が公団に呼び出され、下請けの吹付け業者も連れて来るよう指示されて九段の公団に同道しました。そこで初めて「恒和化学の営業社員です」と挨拶にきたのが岩崎さhとの初対面でした。 あれから12年間、製造メーカーの乱立過当競争、関西業者の乱入に施工業者は翻弄されながら、或る業者は自社で製造施工するなど、自衛手段で混乱が増大したのでした。