創立50周年を記念し式典開催

摘要

（財）日本塗料検査協会（宮川豊章理事長）は、今年で同協会が創立50周年を迎えることを記念して、9月9日、東京·千代田区のホテルニューオータニにおいて式典および祝賀会を開催した。 　 式典の席上挨拶に立った宮川理事長は「当協会の創立は輸出促進時代の昭和30年。 塗料の品質保証体制を確立し、輸出製品ならびに公共工事の品質維持、向上に寄与することが創立の主旨であった。 この時代は、塗料試験方法が経験的な主観によるものから、試験機器による客観的な評価方法に移行し始めた時期でもあり、その標準化を図り、公正な試験、検査を行う独立した検査機関の必要性が産業界の皆様より要望されていた。 その後、関係各位のご指導、ご支援、諸先輩方のご努力により、地に着いた信頼も得られるようになった。 そして今、環境の世紀といわれる21世紀に入ってからは、塗料、塗装においても環境対策とその評価が求められている。また、10月から改正工業標準化法による新JIS制度がスタートし、当協会も、登録認証機関として、関係各業界の要望に応えられるよう準備を整えている。これまでの50年に引き続き、続く50年に向けて鋭意努力する所存だ」と、今後に向けた新たな意気込みを語った。