依然としてODA依存度高い

摘要

国際建設技術協会がまとめた「2000年度海外コンサルティング業務等受注実績調査」によると、同協会など4団体に加盟している91社の建設コンサルの海外受注が722億円となった。海外受注額が700億円を越えたのは、1990年の調査開始以来初めてのことだが、その内の94.3％が政府開発援助（ODA）で、ODA案件に対する依存度は依然として高い。 しかし、一方では、受注額全体としてみると低い割合になるものの、民間事業者や国際金融機関からの受注も増えている。 ODA関連以外の受注が増えていることに関して、同協会では「国内建設市場が冷え込みが続く中で、コンサル各社の海外業務受注努力が実を結びつつある」としている。