日本ぺイント株式会社

摘要

当連結会計年度のわが国経済は、政府の景気対策の効果もあり、回復への兆しが見られたものの、依然として個人消費は足踏み状態が続き、本格的な景気回復には至りませhでした。このような経済環境のもと、塗料業界におきましては、出荷数量·出荷金額とも前連結会計年度を下回る結果となりました.経営環境の厳しさは継続しておりますが、当社グループは国内では、業務改革によるグループトータルコストの低減（原材料費·物流費の低減、人員の削減、有利子負債の返済）や、顧客から高い評価を得た環境配慮型の新商品の市場導入（微粒子粉体塗料、住宅用水性シリコン塗料、錫フリー船底塗料など）により、利益面で計画を大きく上回る成果をあげました。 またアジアにおいては、合弁会社の経営改革と地域経済の回復があいまって、過去最大の収益を達成しました。 欧米では、自動車用途料事業子会社の増収とコスト効率の向上による収益改善や刷版材事業の撤退などが、連結利益の拡大に大きく寄与しました。