火薬類将来構想懇談会

摘要

産業用火薬類の主要な用途は発破作業であり、そのため、火薬産業の浮沈は発破作業を行う産業の動向に左右されてきた。戦後の産業火薬業界を支えていた鉱業は衰退し、また、景気の低迷や国土開発に伴う環境破壊に対する懸念から大型公共事業も激減し、火薬類の消費量は右肩下がりの状態が永らく続いており、火薬産業は厳しい状況に追い込まれている。