「拠り所がいる」規程·基準を示す

摘要

当たり前のことだが，社内の安全衛生関係の規程や基準など（管理すべきことを規定した文書，基準類）の整備に注力した。記憶があいまいなこともあるが，整備に当たって考えてきたことを含めて紹介したい。1976年に入社して配属されたA事業所の安全衛生管理に関する事業所規程（所則）には，安全衛生管理規程，安全衛生委員会規程，放射線障害予防規程（放射線障害防止法に基づく予防規程）があった。これを補完する安全衛生管理に関する基準は，「事務指導票」として定められていた。衛生係の一員として，同僚とともにいろいろな「基準」を整備していった。「基準」は，事務指導票とは別の位置付けとして整理した。各種の作業環境対策設備，検知·警報器や2,000台を超えるクーラー，保護具などの点検·管理，有害要因ごとの作業基準（例えば，「毒物·劇物取り扱い作業基準」「レーザー取り扱い作業基準」）などがあった。