交通中央局システムの構築

摘要

高速道路の道路管制業務は安全かつ円滑な交通の確保を目的とし，道路利用者への迅速な情報提供が求められる。今回当社は，既設交通中央局システムのリプレースを行った。既設システムでは状況把握のために複数画面を参照する必要があり，管制官の経験値により対応に差が生じていた。新交通中央局システムは，大型表示画面により事故等の事象や道路情報板の表示内容等の情報を1画面で提供，路線全体の状況が即時に把握可能となった。またスムーズな事象登録ができるタッチパネル方式操作卓により，管制官の経験値によらず円滑な道路管制業務を可能とした。この結果，経験の浅い管制官であっても道路状況を把握し，正確かつ迅速に道路利用者へ情報提供が行える交通中央局システムを実現した。