緊迫の米ガソリンシーズン終了して原油市況は急落しているが…

摘要

原油市況が急落している。 7月14日，つまり「パリ祭」の日に78.40ドル／バーレルの史上最高値を更新したWTI先物は，その後やや下げるが8月7日には時間外取引で77.30ドルへと再急騰，いつでも「80ドルを突破するぞ！ 」と世界を威嚇し続けた。 ところが，これがピーク。 10日後の17日には70.06ドル。 その後また少し上げたが，8月29日に69.71ドルと終値としては6月20日以来の70ドル割れ。 そして，とうとう9月11日の「同時多発テロ5周年」の日に安値64.85ドルと3月17日以来の65ドル割れを記録してしまった。 今年2月半ばには57～59ドル台で推移していたから，5カ月かけて20ドル上げたものが（これは大変なスピードだが），2カ月で14ドル下げたこととなる。 なぜ，こhな乱高下となったのだろうか。 いろいろ下げ要因を捜し出すことに苦労は要らない。最も安易な，分析回避型結論は「ファンドが，ファンドが…」というものである。 テレビの経済ニュースをみていると，株屋や証券マンが出てきてのたまうのはこの類である。 ファンドがなぜ，いつ，どのくらい動いた結果なのか，それは問わずに，後付けの条件ばかり挙げている。アナーキーな市場には無定見な数字を挙げておけば済むのかも知れないが，所詮は「当たるも八卦，当たらぬも八卦」の世界である。 个敜晤^も信心から」ともいう。 きちhとした分析が求められる。