LPガス流通関連概算要求474．4億円石油流通課だけではない予算要求＝平成29年度概算要求固まる＝

摘要

平成29年度の経済産業省の資源·エネルギー関連の概算要求額は，前年度予算額比756 億円増の9，140億円となった。資源·エネルギー政策の基本的方向性は，①福島の復興と イノベーション，②エネルギー革新戦略の実行，③エネルギーセキュリティの強化 ④エ ネルギー利用のインフラ整備，⑤エネルギー産業の国際展開－が5本柱。このうちLPガ ス産業に深く関わっているのは，②のエネルギー革新戦略の「再工ネの普及，水素·燃料 電池の導入」の中の「燃料電池の利用拡大に向けたエネファーム等の導入支援事業104億 円（前年95億円）及び④のエネルギー利用インフラの整備の中の「エネルギー供給施設 の災害·有事に対する危機対応力の強化1，743億円（前年1，729億円）」だ。つまり石油と LPガスの備蓄体制の強化である。