原油市況の大幅値下がりで急落ずる国内石油製品市況

摘要

7月入り前から徐々に下げていた原油市況は，下期に入ると供給過剰が一気に表面化して下げ幅が拡大していき，11月27日のOPEC総会で減産が見送られてからは急落する中で年末となった。ドバイ原油アジア市場は6月23日に2014年のピークとなる111．7ドル／ールバレまで上昇したが，その後は10月1日93.8ドル／ールバレ，11月4日81．4ドル／ールバレと下げ続けて，OPEC総会後の12月1日は67．3ドル／ールバレ，12月19日にはピークの半値以下となる55．4ドル／ールバレになっている。