エネルギー経済の動き

摘要

石油·ガス　カナダを訪問した安倍晋三首相は24日，連邦議事堂でハーバー首相と会談した。カナダ産シュールガスの対日輸出に向けた協力を確認。カナダは2018年末にもシエールガスの対日輸出を解禁する。17年からの米国産と合わせて20年前後には日本の天然ガス需要の約3割をシュールガスでまかなえる計算だ。需給に応じて値段が決まるシュールガスの調達を増やせば，原油に連動して価格が高騰している日本のLNGの輸入価格を下げる効果がある。東日本大震災後，日本の発電に占めるガス火力の割合は50％以上に上昇しており，電気料金の値上がりを抑えるのが狙いだ。カナダでは石油資源開発が18年未にも輸出を始める。三菱商事も2月にカナダ政府からの認可を受けた。20年前後には800万～900万トンを確保できる見通しだ。（日経9日25日〕