LPガス産業関連予算240.6億円備蓄中心に30.4億円の増額に

摘要

平成20年度予算（案）がこのはど財務省より内示されたが，今回の資源エネルギー関連予算の基本的考え方は次の3点。 第一は，原油高騰，アジアを中心とした資源·エネルギー需要の増大，地球環境問題への対応などエネルギー環境が大きく変化する中で，わが国の中長期的な発展基盤を確立するために，わが国へのエネルギー資源の低廉かつ安定的な供給の確保を図るとともに，エネルギー安全保障，地球環境問題及び経済成長の一体的解決を図ること。第二は，歳出歳入一体改革の一環として引き続き5年間の歳出改革を実現する（基本方針2007）こと。 第三は，以上を踏まえ，平成20年度資源エネルギー関連予算内示においては予算の効率化を徹底しつつ，地球温暖化対策の推進，革新的エネルギー技術開発，資源·エネルギーの総合確保戦略，次世代自動車·燃料政策の推進，省エネルギー·新エネルギー対策，原子力の推進，アジア各国との協力関係の構築，緊急時対応策の充実等の施策に必要な予算を重点的に確保すること。 したがって，制限枠がはめられた中でどうLPガスのエネルギーとしての重要性と不可欠性を打ち出し，予算を要求どおり獲得するかが焦点となっていたわけだ。