次世代車普及，迫る大減坂時代変化に対応できるSS経営確立へ

摘要

全石連（関正夫会長。全石商，全石協）と全国石油協会（山口梅太郎会長）は19日，福岡市の「JA Lリゾートシーホークホテル福岡」で平成21年鹿追常総会を開催。全国都道府県の石商理事長·幹部，天坊昭彦石油連盟会長，石油元売首脳·販売幹部，北川慎介資源エネルギー庁資源·燃料部長，麻生渡福岡県知事ら，業界，行政関係者約500人が出席した。「組合活動を通じて経営を改革しよう」のメインスローガンのもと，①需要変化に対応できるSS経営を確立しよう，②公正で透明な適正取引の実現を図ろう，③環境重視·省エネ型SSへの転換に取り組もう，④「安心·安全·信頼」のSSネットワークを展開しよう，⑤機関紙·共同事業を強化しよう，⑥財政基盤を強化し組合活動を活性化させよう一の6項目の今年度活動方針を採択した。公正で透明な適正取引の実現については，改正独禁法に沿って更に踏み込hだ「ガソリン不当廉売等ガイドライン」の早期改定や不当表示に対する自主ガイドラインの策定に取り組む。次世代自動車の普及でガソリン需要の減少加速が避けられない今後だが，開会長は危機感を薄ませながらも「全石連の組織活動もこれらを踏まえて変えていく節目にきた」と迅速な対応を約束。全国の組合員に未来を見据えて努力するよう呼びかけた。別会場では恒例の「SSビジネス見本市」も同時開催。LED照明機器やSSの災害対応型システム，燃料電池辛などに大勢の来場者が詰めかけ，過去最高の盛り上がりをみせた。