中国·江蘇沙鋼、省内の准銅を買収し300万t体制へ

摘要

中国最大の民営鉄鋼メーカーであり、江蘇省最大の規模を持つ江蘇沙鋼集団は去る6月8日、省内の准鋼を買収し、株式の91％を取得することとなった。 同日午後に正式に買収に関する契約調印か行われた。 沙鋼側は今後、准鋼との統合処理を進め、統合により発足する新たな沙鋼集団の発展を推進していく構えである。 准鋼は江蘇省北部地区最大の鉄鋼メーカー。 主力製品である丸棒を中心今年の生産量は200万t以上（予測）、2007年には300万t以上に達する見通し。 中国鉄鋼業では発展を辿る上で統合·再編が大きな流れとなっており、地域的な連携が鉄鋼業の発展にとって大きなメリットを有するとみられている。 専門家は、「省内における鉄鋼メーカー鴫の統合命再編は、他地域に跨るケースに比べ障害も少なく、政府の承認も得られやすい。 再編後においても、管理モデルや経営モデルの融和が図りやすく、同一地域における市場開拓にも有利となる」と指摘している。