中国西南地区の企業統合、重慶は攀枝花鋼鉄中心に

摘要

宝鋼、鞍鋼、武銅など大手メーカーは華南、華北で一応の再編を完成させ、その後は西部地区、特に西南地区の中堅メーカーがそれら大手メー力ーの標的となっている。武鋼、宝鋼が共に虎視眈々と狙いを定めつつある中、重鋼は攣鋼の拠点であった四川省太涼山に100億元を投じて鉄鉱石拠点を建設する計画である。 業界内では、重鋼の再編は既に最終段階に入ったと推測されている。 重鋼は現在、涼山州の西昌に鉄鉱石工場を所有しており、年間100万t超を生産している。 重鋼股分の原料関係者によると、重鋼の鉄鉱石需要は480万t、うち60％を輸入に依存しており、鉄鉱石価格が高騰するなか、コストは高止まりしている。 涼山州の鉄鉱石拠点が完成すると、重鋼は毎年20億元前後のコスト削減効果があるとしている。