100層もの多層化を実現する光ディスク基本技術の開発

摘要

ェレクトロクロミック材料を用いた多層光ディスクは，透過率の高い記録層を透明電極で挟hだものをポリカーボネート基板上に多層積層したものである。電圧で層を選択して着色させ，レーザ光の熱で着色性が失われた記録マークを形成することにより，他の層の影響を小さくして記録。 再生することができる。 記録·再生系は記録型DVDと同様でよい。 層選択には現在，100mA程度の電流で約1秒を要する。 電圧伝達機構としては，必ずしもボールベアリングがベストの方式とは言えず，他にいくつかの方法が考えられる。 将来青色レーザを周いて40層積層すれば1TBの記録容量が得られる。 さらに，100層の可能性も有ると期待される。今後の課題は，1）薄い均一な記録層形成プロセスの確立，2）高密度記録再生，3）青色レーザ対応材料の開発，4）着色·消色の高速化，5）電圧伝達機構の小型化である。