REACH対象化学物質の情報入手·発信にかかわる考察～サプライチェーンの構造と産業界としての対応～

摘要

このような背景の中，2006年9月にサプライチェーンを構成する化学メーカー·アーティクルメーカー·部品メーカー·電気メーカーが業界の壁を越えで，サプライチェーンでの円滑な情報伝達の方法を検討するJAMP~3）（アーティマネジメンド推進協議会）が発足した。 1毎後の現在では川180社の会員企業が集い，適正な含有化学物質管理を指導する「製品含有化学物質管理ガイドライン」，および，化学業界でのSVHC物質の情報伝達を行うためのフォーマットであるMSDSplus，アーティクル業界でのSVHC物質の情報を伝達するためのフォーマットであるAISをの作成と流通メンバー企業内でトライアル中である。 「製品含有化学物質管理ガイドライン」は2007年末に，MSDSplusは2008年初頭に，AISは2008年6月頃に一般公開が予定されている。 最後に，REACH規則は発行されたばかりであり，その解釈はまだ定まっていないため，本稿では私見を交え解説している点をご了解いただきたい。