循環型社会を目指して

摘要

激動の20世紀も終わり、いよいよ21世紀を迎えることになりました。 振り返ってみますと、戦後の急速なる経済発展により世界第二の経済大国になり我が国の国際的な役割もますます増大してまいりました。 一方で、大量生産·大量消費という消費型経済が肥大化する中で環境問題等社会的歪みも否定できない状況となっております。 20世紀最後の10年間はバブル経済の崩壊もあり、金融再編に始まり旧来型のビジネスの大きな車云換点を迎えてきたといえます。 情報化社会の到来ともいわれ、IT革命の申し子のように携帯電話·携帯端末情報機器は雨後の竹の子状態で急成長を遂げております。 まさに、新しい潮流がビジネス社会から一般社会までうねりとなって押し寄せてきている現状です。 このような、激しい変化の中で「空気清浄」という視点で眺めてみたいとおもいます。 一般空調の分野では、外気処理を主たる目的として金属フィルタ·ガラスマット·不織布フィルタ等が開発され使用されてきました。 大きな変化を遂げたのは、1970年に「ビル管理法」が制定された時からです。 室内の環境基準が厳しくなったことにより3,000m~2以上のビルには「プレフィルタ＋中高性能フィルタ」の使用が必要となり中高性能フィルタ市場が急速に拡大しました。