居住環境と建築衛生研究の日々

摘要

現在の職場である国立保健医療科学院は、厚生労働省の研究·研修機関である。さかのぼって30年余りお世話になっていた建築研究所も国土交通省（当初、建設省）の研究棟関なので、筆者は生粋の研究公務員と言うやや珍しい人種に属する。60歳を様に、研究生活をふりかえって随想を書くよう依頼されたので、時代を追いながらその時々の経緯や想いを記してみたい。