信州大学繊維学部 高須芳雄 研究室/触媒化学·電気化学·無機合成化学を織りなして

摘要

山紫水明千曲川のはとり，研究室からは川の一部と菅平高原が見える。 東京まで長野新幹線で1時間半と，確かに便利にはなった。 明治時代に創設された国立上田蚕糸専門学校の面影を残す繊維学部は，「21世紀COE」と「知的クラスター」に指定されでおり，信州大学8学部の中でも活気に満ちたキャンパスの一つである。 嵕S学部は，化学系3，生物系1，機械系1，繊維系1，感性系1学科からなる総合科学色の濃い工学系学部で，理学部·工学部·農学部·繊維学部を土台とした信州大学大学院総合工学系研究科の博士課程·修士課程の重要部分をなしている。 高須研究室が属している精密素材工学科は3年前にJABEE教育プログラム（化学工学コース）の認定を受け，学科が一丸となって教育の充実，研究の質の向上にあたっている。 研究室は，教授の高須と助手の杉本，技術専門職員1名，事務·技術補佐員3名，DC生4名，MC生6名，4年生5名からなる（2月時点）。 「無機材料化学研究室」として，1年前まで村上 泰助教授と一緒に研究室を構えていたが，所帯が大きくなったため，高須グループと村上グループに分けた。 互いに仲良く連携しつつも，各種研究プロジェクトはもとより日常の教育研究も別々に行っている。