アルミ鋳造品仕上げ装置の開発/共振型高速振動機を利用した中子落しとバリ取り装置

摘要

アルミ鋳造の後処理工程として中子砂を除去する作業がある。 近年、特に自動車鋳物部品においては中子の形状が複雑になり、除去する作業が非常に困難になってきている。 現在行われている中子の除去方法はハンマリングによって打撃振動を与え中子を崩壊さる方法。もう一つは熱処理炉にて加熱し砂焼きを行う方法が一般的である。 しかし、ハンマリングによる作業だけでは完全に除去することは難しい。 また砂焼きは中子除去において非常に有効な手段であるが熟を加えることによる鋳物の変形、設備、時間およびエネルギーを多く費やしてしまう問題がある。