特殊鋼のグローバル展開：自動車部品におけるグローバル調達と輸出動向

摘要

世界の四輪車生産台数は、1990年の4,834.6万台から2003年の6,065.8台へと1,231.2万台（年平均1.9％）増加した。 この間日本の国内四輪車生産台数は、1990年の1,348.7万台から2003年の1,028.6万台へと320.1万台（年平均-2.0％）減少した。 他方日本メーカーの海外での四輪車生産台数は、1990年の326.5万台から、アジア経済危機の影響で一時的な落ち込みはあったものの、その後順調に拡大し2003年には860.8万台へと1990年に対して534.3万台（年平均7.7％）増加した。 今後海外生産の一層の増加が予想され、将来的には海外生産が国内生産を上回るものと見られている。