会員メーカーの特殊鋼グローバル展開状況/日本金属工業（株）

摘要

2004年度中国ステンレス需要量は、445万トン/年、さらに2005年度の見込み量は、550万トン/年と大きなマーケットへと成長している。 中国国内にはステンレス鋼の問屋街として、江蘇省無錫市（無錫）と広東省佛山市（佛山）の2大拠点が知られている。 無錫および佛山地区でのステンレス鋼使用量は合わせて24万トン/月であり、中国国内市場の約60％を占めている。 弊社ではこのような大規模マーケットを中心として、個別ユーザーの用途を把握すると共に、使用方法などの指導を行いながら拡販活動を推進している。 その一貫として、悌山市瀾石国際金属交易センター内に中国市場開拓の拠点となる展示室を開設した。 佛山市が位置する華南地区には、器物、シンク、化粧管、電気、自動車関連の需要が多く、ステンレス鋼の拡販に適していること、問屋街にはエンドユーザーが頻繁に足を連ぶこと、さらにユーザーからの情報が集まる拠点になっていることも好条件である。 ここでは、2005年6月に彿山市に開設した展示室の概要と活動状況について紹介する。