衛星/地上統合移動通信システムにおける回線品質閾値付きダイナミックチャネル割当方式の特性評価

摘要

衛星/地上統合移動通信システムにダイナミックチャネル割当方式を適用する場合、周波数繰り返し数を小さくすると呼損率は改善するが、トラヒック負荷が大きくなると同一チャネル間干渉が増大し、所要回線品質を下回る問題がある。これを改善するため、一定の回線品質を有する場合にのみ回線を割り当てるダイナミックチャネル割当方式として閾値付き干渉検出型、および閾値付き位置検出型ダイナミックチャネル割当方式を提案し、周波数繰返し数や不均一トラヒックの場合における呼損率ならびに回線品質を計算機シミュレーションにより評価したので報告する。