超高速研削切断ブレードの応力解析：第1報超高速研削切断に関する研究

摘要

超高速研削切断用ブレードを開発するため，有限要素法によりプレードの応力解析を行った．フランジタイプのブレードは，遠心力のために起こるコアの変形をフランジで抑えることができる．この場合，ボルトによる拘束やフランジとコア間の摩擦力が，コアの変形を抑える役目をする．そこで，コアやフランジの材質，ボルトの配置，摩擦係数の変化に対して，コアの応力がどう変化するかを解析した．その結果，フランジとコアの材質として，比ヤング率，比強度の高いチタン合金やCnびが必要であることを示した．また，外周側のボルトの数を増やせば，応力集中を低減させることができることを示した．．そして，フランジとコア間の接触面における摩擦係数は，摩擦力だけで拘束する場合10以上，ボルトと摩擦力で拘束する場合3以上にする必要があることが明らかになった．