理事の仕事について

摘要

平成28年の6月に理事に就任してほぼ2年が経ちました。この間の経験から理事がどのような仕事をしているのかを紹介し，その中で私が主に担当してきました編集委員会の仕事について概略をご説明します。原子力学会には理事会以外に皆様ご存知のように，企画委員会，総務財務委員会，編集委員会などの常置委員会，また福島特別プロジェクト，役員候補選任小委員会などの理事会直轄の委員会，さらにYGN学生連絡会なども含めて，平成29年6月の時点で合計23件の委員会や連絡会などがあります。理事は学会の会務（企画，総務，財務，編集など）を処理して学会業務の組織的かつ効率的な運営を図るため，これらの委員会や連絡会にメンバーとして参加しています。6月の第1回理事会でその年度の理事の分担が決まります。平成29年度を例に挙げると，会長は23件中12件，副会長は9～11件，会長·副会長以外の理事は6～7件の委員会や連絡会のメンバーとなり，円滑な運営に努め，重要な案件は理事会に付議しています。それぞれの委員会や連絡会の中での役割は，委員長·主査·代表，副委員長·副主査·副代表，幹事，委員，特別委員があります。例えば，私の場合，平成29年度は，編集委員会の委員長，総務財務委員会の委員，国際活動委員会の委員，ダイバーシティー推進委員会の委員，役員候補選任小委員会の委員，広報情報委員会の特別委員，会員サービス委員会の特別委員でした。委員会の開催頻度は，各委員会で異なっており，年に3～4回程度のものから，総務財務委員会，企画委員会，編集委員会のように毎月開催されるものもあります。一人当たり平均して1ケ月に数回程度委員会·連絡会等に出席することになります。会長や副会長はさらに頻度が高いと思います。私は勤務先が都内ですので問題はありませhが，特に地方から新橋の事務局に来られる理事の方々は，ご自身の本務が忙しい中，移動時間も含めて多くの時間を割かれていると思います。このような委員会や連絡会で審議された案件が，理事会で担当の理事から審議案件や報告案件として説明されます。理事会は1年に8回程度開催され，多くの審議案件などを処理します。例えば，今年の3月20日に開催された理事会では，審議事項が14件，報告事項が11件ありました。